『日本を代表するシェフ』
食に精通していない人でもテレビや本などでお馴染みのフレンチシェフのお店に足を運んだ時のことです。そのシェフは日本はもとより世界でも名の知れた方で世界各国でフェアを開き子供味覚を養う為の教室を開いたりスローフードを広める為の活動を積極的に取り組んでいるシェフです。
フレンチはイタリアンを好む僕にとって急ぎで食するお店ととも考えていなくて時間があれば行こうと思っていたお店でしたがある日ランチの誘いがあり行くことになりました。名の知れた一流のお店ですからお客としてのマナーをわきまえお店に足を運びました。そのお店はエレベーターで直通の最上階にあります。エレベーターの扉が開くとそのシェフの写真が正面に貼ってあり程良い緊張感を与えてくれます。そのまま歩きスタッフの出迎えを受け席へ案内されました。中の雰囲気は南面すべてガラス張りになっていて日差しも程良く店内に差しお店の照明と重なって明るくとても居心地の良い空間になってました。想像していた雰囲気とは違い色使いなどはカジュアルな感じに仕上げられていました。席に着きテーブルの上を見て見るとなかなか良い演出でパン用のバターにはシェフの名前が彫られていたりお箸もさり気なく置いてありました。
ランチメニューの料金も思った金額程高くはなく でも中から見栄をはった訳ではありませんが一番高いメニューをオーダーし料理が来るまでの時間を心地良い空間で楽しんでいました。料理一品目がテーブルに運ばれコースの始まりです。
どの料理もその有名なシェフが作ってい訳ではありませんが シェフがお店を任せているお弟子さんが作っているのですから勢いのある味でどれも美味しく頂きました。
スタッフの気遣いやサービスの面では多少不慣れな部分がありましたがとても幸せな気持ちになれました。帰り際に今回はランチでしたがディナーではどのように店内の雰囲気が変わるのだろう?と思いディナーにも一度来たいと思う気持ちになっていました。
しかしこのお店のディナーの予約は3ヶ月待ちの状態です。すぐには無理と思っていたら
その後3ヶ月も待たずにディナーに行くことになり楽しみにしていた店内の雰囲気と前回味わった勢いのある料理をまた食べられる喜びと不慣れだったスタッフがどのくらい慣れたか感じられる時がきました。
エレベーターの扉が開くとランチの時とは違い薄暗く間接照明が程良い光度で高級感のある演出をしていました。店内も程良い光度で高級な感じを演出し各テーブルの上にはスポットライトがテーブルの真ん中を照らしていました。料理もランチの時と同じ勢いのある料理で美味しく頂いたんですが以前食べたランチコースの中の料理と同じ料理が今回のディナーの中の料理に合ったのは残念でした。ディナーも終盤に差し掛かった時に店内からオープンキッチンになっているキッチンの中をなにげに見た時にランチでなかなかにくい演出と思っていたネーム入りのバターの容器からバターを外しまた新しい容器に詰め替えてるじゃないですか!それも厨房スタッフでもなければシェフでもなくホールスタッフが厨房に必要なコック帽も被らずそのままの格好で・・それも店内の方に向いて詰め替えお客様から丸見え状態でした。今度は厨房スタッフが布巾のようなモノを飛ばし野球のような事もしてるんです。この行為はお店を出店した有名シェフとそのお店の最高責任者である支配人の指導責任です。高まっていた気持ちもすっかり冷めてしまい感想もなくしかし自分の中であの行為は僕だけではなく他のお客様に失礼じゃないか!と言う気持ちは強く思っていましたので後日クレームの電話をお店に掛けました。その後はそのお店には興味がなくなっていましたがある日 案内状が届きそのお店で有名シェフのフェアを開くというものでした。当然有名シェフがスローフードをテーマに高級食材を使い料理をするという企画でした。あまり気乗りはしませんでしたがまぁ〜本人がきて作る訳ですから食べてみるか!なんて気楽な気持ちで行くことに決めました。
当日は時間指定で人数制限もありディナー開始時刻は皆さん同じでした。
フェアが始まり本日のメニュー説明と料理に使う食材の生産者と産地の説明がありました。スローフードを推進しているシェフですから拘りたいのはわかりますがその食材は一般の人が入手するにはルートもなくとても高価なものでした。
説明も終わりいよいよディナー開始です。
一品目料理を口にしましたが 何も感じず終わり・・
二品目 ・・三品目もです。
この中でも 各プレートのメインになる料理ではなくメインを引き立たせてくれている
付け合わせが美味しく感じました。
ディナーも中盤 会場も皆さんアルコールが程良くまわってきているのか少しザワザワとしてきました。有名シェフが各テーブルを周り始めました。ザワザワがガヤガヤになり段々と居酒屋のような雰囲気になってきました。各テーブルではシェフと記念撮影・・撮った写真にサインを・・シェフに駆け付けの一杯的にワインを飲ますお客様もいます。
料理そっちのけでワインをガブ飲みするお客様・・テーブルで大きな声を出し携帯電話を掛けている方もいました。会場は一流シェフのフェアとはとても思えない状態です。
もうこの時は呆れ気も抜け緊張感もなくなり失礼かと思いましたがダラけていました。
出される料理にも興味などなくなりただ食べていたという感じ・・
そうこうしていると僕のテーブルにシェフが支配人と一緒にきました。
シェフが『どの料理が美味しかったですか?』と質問してきました。
どの料理?最高に拘った食材で自分がメニューを考え作っているのだからすべてに自信があるのでは?と思いましたが今回僕は付け合わせが美味しく思えたの
正直に『付け合わせが美味しいですね!』と答えました。
すると 『あ〜・・付け合わせね!』と素っ気ない反応・・
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またまた あれ?です。付け合わせだって拘りの食材で作っている自信のあるものではないの?と思いましたが呆れた方が先でもう言葉がありませんでした。
来店していたお客様もマナーをもって来ていた方は数少なく常連だから何をしても許されるだろうと言う感じのお客様ばかり・・お店側も数回程度の来店客よりは常連のお客様の方をすべて優先していたように感じました。お店のテーブルに座れば地位・名声・名誉など関係なくお店が受け入れたお客様はすべてのお客様に対し平等でなければなりません。
お店側がお客様に対してどのように考えているか?と疑問の部分が数多くみれました。
一流のシェフでも料理に気持ちが入っておらず自信と余裕からなのか『おごり』を強く感じ 料理の勢いを止めているように思いました。ハッキリ言わせてもらえばシェフ自身の自己満足の料理でした。最高の食材を使い調理しお客様に出す それだけの料理でした。
これでは料理を口にした時に お客様には何も伝わらないのは当たり前です。
最初のランチと2回目にディナーで頂いた シェフのお弟子さんが作った料理の方が味に勢いがあり作り手側の気持ちが素直に感じられました。これから頂点を目指すシェフですからお客様に対して有名シェフの下で働いている誇りと自分をアピールする気持ちが料理に入っているのでしょう。
次に疑問に思ったのが 今回のフェアのテーマであるスローフードの説明です。
そのフェアを開催したシェフはスローフードを推進している協会のリーダーと言われる中の1人でもあり 今回のフェアではスローフードをテーマに食材を選びメニューを構成したものでした。しかし説明を聞いていましたら食材は確かに地場産の食材を選んでいましたが その中でも生産者が凝りの凝った物ばかりで 一般消費者が普通に手に入れられるような形で流通をしてないものばかりでした。お店が直接生産者から仕入れる食材です。スローフードと言うのは地元で収穫できる物を食べましょうという事ではないでしょうか?地元になければ国内産(有機含む)を食べましょうと言う事です。フェア自体では確かにスローフードと言われるスタイルにはなってました。地場産の物を使いメニューにしお客様が食べるのですから・・しかしそのお客様が料理を食べ美味しい!と思った食材があったとしても一般消費者には手に入れる事ができません。フェア全体ではスローフードですがスローフードの普及にはなりません。スローフードにある小生産者と凝りに凝った小生産者は違うと思うのです。小生産者の生産された物は数は少ないですが手には入りますが凝りに凝った小生産者は拘る事で生産する数が少なくなり拘る事で値段も上がる 一般に言う高級食材になってしまうのです。地元の人が普通に購入できない食材を使ってスローフードと言うのは疑問でした。
フェア終了後 お店側に僕がフェアで感じた気持ちをメールしました。
その後お店側支配人からもお詫びのメールが届きました。
その文面の中に 『まだまだ未熟で』・・と書いてありました。
一流シェフのお店で未熟なんて言っていいのか!
よくよく考えると来店していたお客様はマナーをもって来ていた方は少なく
そう言うお客様を注意もできずして居酒屋のような雰囲気にしているお店ですから未熟なのかもしれません。このような一流の名に恥じるお店は大人の食通の方でしたら皆さん僕と同じ経験をされると同じ気持ちを持たれると思います。そして二度とこのようなお店には足を運ばないでしょう
お客様を数字でしか見れない『時代遅れの料理人』のお店には。
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